忙しい生活を送っていると、誰にでも起こりやすい、肌荒れ。
この肌荒れを引き起こす原因になるものは、私たちがごく普通に日常生活を送るさまざまな場面で、存在しています。
肌荒れの症状は1つではなく、複数あることも珍しくありません。
これと同じように、肌荒れを起こす原因もまた1つとは限りません。
これらのことから、個々の症状に合う行動を実践する必要があるのです。
では、具体的に何をすれば良いのでしょうか。
今回は肌荒れの症状や原因から、肌荒れにおすすめの具体的な行動までご紹介します。
肌荒れの基本
肌荒れとは、潤いのある健康的なお肌の状態に対し、お肌の表面から潤いやハリがなくなり、乾燥などのトラブルが生じる状態のことをいいます。
肌荒れにはニキビや吹き出物・赤みなどのトラブルから、痒みを感じるケースまでさまざまな症状があります。
またこの肌荒れの症状や原因は、複数あることも多々あります。
肌荒れの症状
肌荒れを引き起こす主な症状として代表的なものに、以下の6つが該当します。
- 乾燥する
- 赤くなる
- 痒みが出る
- ニキビや吹き出物ができる
- ハリや潤いがなくなる
- 皮がむける
上記の症状に該当する疾患名には、以下6つの疾患が該当します。
いずれも肌荒れの代表的な疾患として知られています。
自分の症状と合致する疾患があるかどうか、チェックしてみましょう。
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- 乾皮症
- 皮脂欠乏性湿疹
- 脂漏性皮膚炎
- ニキビ
- アトピー性皮膚炎
- 刺激性接触皮膚炎
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肌荒れの主な原因4つ
お肌は、心身の健康状態を映し出す鏡に近い存在です。
肌荒れのある際には、普段の何気ない生活習慣を見直す必要があると言えます。
ここで、肌荒れの代表的な原因として代用的なものを4つ挙げていきます。
①栄養不足・睡眠不足
栄養不足や睡眠不足は、肌荒れを引き起こす原因になります。
例えばビタミンB群が不足すると肌トラブルを招き、味の濃い料理や甘い物の食べ過ぎというような食生活もお肌が荒れる原因になり得ます。
また免疫力を高め、美しいお肌を生み出すビタミンCの不足も肌トラブルを引き起こします。
さらに、睡眠不足も大敵です。
お肌は就寝中に、細胞の分解と再生を繰り返します。それが夜更かしをして睡眠不足になると、この機能が上手く機能しなくなり、神経系統やホルモン分泌に異常を来します。
その結果、肌荒れを起こすことになるのです。
②紫外線・乾燥
紫外線を浴びたお肌は水分が蒸発して潤いやハリが失われ、角層が厚くなる角質肥厚の状態に変化します。
それによりお肌に刺激が入り込みやすくなり、だんだんとくすみが気になり始めます。
それから約20日後には水分量が30%にまで減少し、この一連の流れが乾燥を引き起こすもととなり、この乾燥により肌荒れが生じることになります。
③ストレス
ストレスは、さまざまな病の原因となることが判明しており、このストレスも肌荒れを生じさせる原因になります。
人はストレスを感じると、活性酸素が発生することから、免疫力が低下します。その結果、肌荒れを引き起こしてしまいます。
④ホルモンバランスの変化
女性の場合には生理があることから、ホルモンバランスも日々変化しやすくなります。
また年齢によっても変化することから、特に40歳前後になると、ホルモンバランスの変化を大きく感じやすくなるでしょう。
これにはエストロゲンの減少や、加齢などが大きく関係してきます。こうしたホルモンバランスの変化も、肌荒れの原因となるのです。
肌荒れにおすすめの行動4選
肌荒れを改善するには、それに相応しい4つの対策を行う必要があります。
いずれも肌荒れの予防に効果的な行動になりますので、不足していると思われるポイントを押さえ、できることから実践していきましょう。
以下それぞれ順に詳しく説明します。
①規則正しい生活を送る
規則正しい生活を送ることは、肌荒れの改善に効果があります。
毎日3食きちんととることや、夜更かしをせずに睡眠時間をきちんと確保すること、そして適度な運動も効果的です。
睡眠時間は、毎日6時間以上はとることを心掛け、休日であっても夜更かしはしない習慣が、お肌に負担をかけません。
また就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は、入眠を阻害する大きな要素になり得ます。
そのため就寝前のスマートフォンやパソコンの使用も、快眠のために出来る限り控えましょう。
②バランスのとれた食生活を心掛ける
バランスのとれた食生活を心掛ければ、肌荒れの予防に効果的です。
良質な肌細胞を生み出すためにも、健康的な食生活は必要不可欠となっています。
以下7つの栄養素は、いずれも肌荒れの改善に効果があります。
食事の栄養バランスでお悩みの方は、参考にされてみてください。
◇ビタミンB1・B2
牛・豚・鶏のレバー、マグロ、カツオ、バナナ、ニンニク 等
◇ビタミンB2
牛・豚・鶏のレバー、青魚、納豆、卵、乳製品 等
◇ビタミンB6
ハム、豚肉、のり、豆類 等
◇ビタミンC
トマト、ブロッコリー、ほうれんそう、柑橘類 等
◇ビタミンE
ごま、ピーナッツ、アーモンド、くるみ 等
◇タンパク質
肉、魚、卵、大豆
◇食物繊維
雑穀米、そば、ブロッコリー、かぼちゃ、大根、納豆、豆腐、椎茸、こんにゃく、海藻、フルーツ 等
食事に気を付ける際に合わせて意識すべきこととして、食事をする時間帯が挙げられます。
例えば夜遅い時間の食事は、消化器官が就寝中にも活動する必要があるため、結果的に睡眠の質が低下してしまいます。
そのため、夜遅い時間帯の食事は避けるようにしましょう。
③紫外線や乾燥から肌を守る
紫外線や乾燥からお肌を守ることも、とても重要です。
外出時には日焼け止めクリームを塗り、日差しの強い日には日傘やサングラスを使用してお出かけするようにしましょう。
紫外線により乾燥した素肌は、肌荒れのもとになります。
そのため日々の保湿クリームの使用も徹底するように心掛けます。
保湿クリームは、出来る限り保湿力の高いものを使用すると、肌荒れ対策に最適でしょう。
④ストレスをためない
ストレスをためない生活は、肌荒れの原因や要素を作り出さないために必要です。
ストレスをためないようにするには、自分の趣味を持つことや、自分が息抜きできる時間を確保することが重要になってきます。
もしこれといった趣味などがないという場合には、運動を取り入れることをおすすめします。
運動はストレッチやウォーキングなどの、軽い運動で構いません。
重要なことは、継続して取り組める運動を日々の暮らしに取り入れることです。
毎日少しだけでも運動をすれば、肌細胞に栄養が行き渡ります。
肌細胞に栄養が行き渡れば、心身ともに健康な状態を維持しやすくなるのです。
まとめ
今回は、肌荒れの原因や対策などをご紹介しました。肌荒れの根本的な原因は、生活習慣の乱れがあります。
紫外線などの自力で回避しづらいトラブルを除き、バランスのとれた食事や質の良い睡眠、ストレスをためない生活などは、個々の努力で改善していくことができます。
現在肌荒れにお悩みの方には、ぜひご自分の生活習慣を見直していただき、改善に向けて必要となる行動を実践されてみてください。