【肩こりに悩む女性必読】女性が肩こりになりやすい原因はコレ!

長時間のデスクワークや家事、育児などさまざまな理由から、肩こりやそれに由来する身体の不調に悩む女性は少なくありません。

じつは、女性はその特有の性質や特徴から、肩こりになりやすいといわれます。なぜ女性は肩こりになりやすいのか、その原因になにが考えられるのかをご紹介いたします。

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目次

肩こりに悩む女性は多い

男女ともに肩こりで悩む方は多くいらっしゃいますが、とくに女性のほうが肩こりになりやすいといわれています。
厚生労働省が2019年に行った国民生活基礎調査によれば、病気やけが等で自覚症状のある人(有訴者)のうち、性別ごとの有訴者率の上位5症状のデータでは、次のような結果になりました。

このように実際の調査でも、女性のほうが男性の倍近く肩こりを訴える方の割合が高く、女性のなかでもっとも多くの方が悩む症状であることが分かります。

また、ライオン株式会社のおこなった調査でも「健康や美容について気になっていること」という質問に対し、20代女性の43%、30代女性の45%が「肩こり」と回答しています。

たまたま自分や周囲の女性が肩こりになってしまったのではなく、実際に多くの女性が肩こりで悩んでいるということです。

女性が肩こりになりやすい原因


では、なぜ女性は肩こりになりやすいのか、女性特有の原因についてご紹介いたします。

筋力不足

人間の頭は体重のおよそ10%といわれるほどの重さがあり、それを首から肩にかけての筋肉が支えています。

また、人間の腕は片方だけでも約4~5kgあり、両肩にそれぞれこの重さがぶら下がっているということです。

それだけでも肩に大きな負担が掛かっていると分かりますが、この部分の筋力が足りなかったり、なで肩だったりするとその負担がより大きくなります。

もともと女性は男性より筋肉が少ないです。そのため筋力不足で姿勢が崩れやすく、その結果、首や肩の筋肉に負担が掛かり、肩こりを引き起こしてしまいやすいのです。

体に合わないブラジャー

女性はバストに重みがあるため、そのぶん肩の負担が男性よりも大きいです。そのうえブラジャーが体に合っていないと、さらに肩こりを悪化させかねません。

ブラジャーを外したとき、体にくっきりと跡がついていませんか?これは体に合っていないため、負担がかかってしまっている証拠です。

たとえば、次のようにブラジャーを着用し続けると、肩・背中の血流が悪くなり、肩こりの原因になってしまいます。

  • バストに合っておらずサイズが小さい
  • バストアップをしようと、ストラップを短く締め肩に食い込んでいる
  • ストラップやバックベルトが細く、体に食い込んでいる

ブラジャーを選ぶときはお店で実際に試着してみて、カップが浮いてしまっていないか、どの角度から見てもフィットしているか、をよくチェックしてみてください。

自分で分かりにくい場合は、店員さんに相談してバストサイズを採寸してもらい、ジャストサイズのものを選んでもらうのがおすすめです。

また、ブラジャーを着用するときも肩とストラップの間に、指1本がすんなり通る程度の長さに調節するとよいでしょう。

更年期障害

更年期障害とは、40代以降の男女の性ホルモン分泌量が低下することで起こりやすい、自律神経失調症に似た心身の不調のことです。

とくに女性は50歳前後で閉経があり、この時期をはさんだ前後約10年間(平均45~55歳ごろ)で急激に女性ホルモンが減少するため、男性より不調が起こりやすいとされます。

この更年期障害の症状のひとつに、肩こりが挙げられます。元々肩こりに悩む方が更年期を迎え、より強い痛み、張りが出てしまうケースもあるようです。

女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、自律神経が乱れて血液循環が悪化します。そこに、加齢による首や肩の筋力低下が重なり、肩こりを引き起こしてしまいやすいのです。

その他の肩こりの原因


つづいて、上記でご紹介したほかにも肩こりになりやすい生活習慣、原因などをご紹介いたします。

同じ姿勢での長時間作業

同じ姿勢で長時間デスクワークなどの作業をしていると、僧帽筋などの筋肉が緊張状態になってしまうことで、肩こりになりやすいです。

また、よくない姿勢を続けてしまうと神経も圧迫され続けてしまい、肩こりをより悪化させてしまいます。

運動不足

日ごろから運動する習慣がないとあまり筋肉を使わないことで、筋肉が緊張や疲労の状態になりやすいです。

また、筋肉は運動による刺激を与えると、血液を循環させるポンプの作用を発揮しますが、運動不足だとこの働きがうまくおこなえず、血行不良にもなってしまいます。

このような筋肉の緊張や疲労、血流不足は肩こりのリスクを高めてしまうため、運動不足も大きな原因のひとつといえるのです。

ストレス

人はストレスを受けると、興奮状態になって交感神経が優位になります。すると、首から肩にかけての筋肉が緊張して血管が収縮し、血流が悪くなって肩こりになりやすいです。

一過性のストレスであればあまり大きな問題はないですが、連日強いストレスに晒され続けると、筋肉の過剰な緊張状態が続き、肩こりが慢性化するおそれもあります。

眼精疲労

パソコンやスマートフォンなどを長時間使用していると、目を酷使してしまいます。そこに、寝不足やブルーライトの影響などが加わることで、眼精疲労になりやすいです。

この眼精疲労の状態が長期間続いてしまうと、それに由来する全身の疲れ、肩こりなどを招くことがあります。

まとめ

女性が肩こりになってしまう原因として、次のようなものが考えられるとご紹介しました。

  • 筋力不足
  • 体に合わないブラジャー
  • 更年期障害
  • 同じ姿勢での長時間作業
  • 運動不足
  • ストレス
  • 眼精疲労

肩こりにお悩みの方は、まず自分の生活習慣や原因となっている部分を見直し、これらのどれに当てはまるのか、またできる範囲で改善に取り組まれるとよいでしょう。

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