最近疲れが取れないという方も多いのではないでしょうか。
数日で解消する疲れなら問題ありませんが、疲れた状態が1ヶ月も2ヶ月も続くようであれば、何か手を打つ必要があります。
ここでは、日頃溜まりやすい疲れについて解説します。
疲れとはそもそもどうして起こるのか、その原因は何なのかなど、この記事を読めば、疲れの概要を知ることができるでしょう。
ぜひ最後までご覧いただければと思います。
そもそも なぜ疲れるの?
そもそもなぜ疲れが発生するのでしょうか。
疲れは、大きく分けて肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3種類あります。
体を動かすことによって起こる体のダルさや疲れが、肉体的疲労です。
精神的な疲労は、仕事などを通して、ストレス下にさらされることで発生する疲労のことです。
さらに、神経的疲労は、パソコン作業やそれに準ずる細やかな作業をした時に、視神経が酷使されて発生することが、一例としてあげられます。
また、疲れが蓄積されていくと以下のような症状があらわれてきます。
- 仕事に集中できにくくなる
- 思考力が低下してくる
- 気分が落ち込みやすくなる
- 朝疲れが残っている
- 体がだるい
- 頭痛がする
以上のような症状があらわれる前に、疲れを取ることをおすすめします。
なぜ疲れが取れないの?
疲労を蓄積してはいけないことは誰しも思うところでしょう。
ここでは、疲労が取れない原因について解説していきます。
ストレスによる疲労
団塊世代の大量退職、少子高齢化、経済状況の悪化、人員整理による個人の業務負担の増加、成果主義の導入、国際競争の激化による経営の悪化など、労働環境は年々厳しいものとなっております。
厚生労働省の調査によれば、労働者の約6割が労働環境にストレスを感じているそうです。
ストレスによる疲れが溜まると、気力の低下が症状としてあらわれ、その状態が慢性化してくると、不安感やイライラ感が顕著に出てくるパターンが多いです。
ストレスによる疲労によって、症状が進むと、気分の落ち込みや何をするにも億劫さを感じるようになり、「メンタルの不調」が起こってしまいます。
労働環境に伴うストレスはなかなか自分自身で解決できない場合もあるので、専門家に相談するのも、解決の一つの方法です。
長時間の労働による疲労
例え人間関係や労働環境によるストレスが低かったとしても、時間外労働や休日出勤が多い場合は、長時間による精神的なストレスが溜まりやすい状態であると言えます。
長時間労働による疲れの蓄積は、健康障害に繋がるだけでなく、 集中力を低下させる原因にもなるので、業務中にケガをしたり、事故を誘発させる危険性も孕んでいます。
もし、時間外労働時間と休日出勤時間が合計45時間以上になる時は、働き方を見直し、場合によっては、上司に相談して、長時間労働を回避することも検討してみることも考えましょう。
睡眠の質が悪いことによる疲労の蓄積
疲労は多くの場合、睡眠を取ると回復します。
ただし、睡眠の質が悪いと疲労の回復が期待できません。
なので、睡眠の質を上げることを心がける必要があります。
睡眠の質を向上させるには、いくつかの鉄則があります。
まず、第一に就寝前に食事をしないということです。
就寝時には体内での消化活動が終わっていることが理想です。
そのため、就寝の3時間前には、夕食を終わらせておくことが重要です。
第二に、温かい飲み物で、眠気を誘うということです。
温かい飲み物は、内臓の温度を上げることに役立ちます。
眠気は体温が下がる時に自然と発生します。
なので、眠る前に温かい飲み物を摂り、その後自然と体温が下がるので、大変自然な眠気によって、眠りに入ることが望めます。
疲れが取れない状態が続くと
疲労が取れない状態が続くと、体調を崩しやすかったり、仕事のパフォーマンスが下がったりします。
また、判断力が低下したり、思考能力が下がることもありえます。
疲れた状態が6ヶ月以上続く場合は、慢性疲労症候群を疑いましょう。
疲れが取れない時の疲労回復方法
疲れがなかなか取れない時の、疲労回復方法は次の通りです。
睡眠による回復
疲労回復にまず取り入れたいのが睡眠です。
前述した通り、睡眠の質を高める方がよいでしょう。
睡眠の質を向上させるためには、まず睡眠時間を確保する必要があります。
睡眠時間は最低7時間は確保する必要があるでしょう。
また、スマホやパソコン操作は寝る1時間前にはやめましょう。
スマホやパソコンの操作は、交感神経と副交感神経の活動を乱すことにつながります。
なので、スマホなどのデジタルデバイスは寝る前に使用しないということが、睡眠の質を向上させる鉄則です。
食事による回復
次に、食事による回復方法があります。
積極的に摂った方が良い成分としては、イミダペプチドが多く含有されている鶏胸肉や、レモンや梅干しに含まれているクエン酸などです。
イミダペプチドは、抗酸化作用があり、酸化ストレスから引き起こされる疲労の蓄積を回避することが期待できます。
サプリメントや漢方による回復
できるだけ食事による疲労回復が望まれますが、栄養を摂るための補助としてサプリメントを利用することも良いでしょう。
疲労回復におすすめな疲労回復サプリメントは、ビタミンB1、パントテン酸、αリポ酸、コエンザイムQ10、鉄分などです。
これらの成分を複合的に摂取できるサプリメントも最近では販売されています。
また、漢方では、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などがおすすめです。
漢方には様々な種類のものがあり、その人の体質によって処方を変えるものなので、漢方を利用する場合は、医師や薬剤師に相談し、自己判断だけではなく、複合的な視点で利用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、疲れの原因やその解消方法、睡眠の大切さを解説してきました。
この記事のポイントを整理すると以下の通りとなります。
- 疲れは、大きく分けて肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労の3種類ある。
- 疲れが取れない理由としては、労働環境や睡眠の取り方に原因がある場合が多い。
- 食事によってでも疲労の回復を望めるが、サプリメントや漢方を利用することでも疲労回復が期待できる。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。